カテゴリー「映画・テレビ」の33件の記事

2018年6月30日 (土)

万引き家族

是枝監督の作品をすべて観たわけではないけれど、

どの作品も心に響き、目に焼きつくものばかり。

 

中でも 歩いても歩いても  はとりわけ心にずしりとくるものがあり、

そのうちにもう一度、と思っています。 

そのうち、というのは年老いた親との関わりが切なく描かれていて、

今見たら前よりも更にくるものがありそうで、少し怖くて。

 

 

今回、カンヌのパルムドールを 万引き家族  が受賞したということで、

かなりの人が劇場へ足を運んだのでないでしょうか。

 

遅ればせながら私も先日。

W杯の観戦で若干の寝不足状態ではありましたが、全くもって眠気は

襲ってきませんでした。

まだ観ていない方もいらっしゃるのでネタバレなしで感想を書きます。

ご安心くださいね。

 

これまで様々な家族のかたちを描いてきた是枝監督ですが、

今回はニュースに出てくるような事件がふんだんにぶっ込まれた

家族のお話。

 

監督が考える日本社会への問題提起なのではないかと。

そして、この映画を沢山の人が観ることで、個人や何らかの組織が動き

変わってくれたら、という想いを感じました。

 

その想いを演じた役者さん達のなんと素晴らしいことか。

樹木希林さんや安藤サクラさんらの凄みのある演技や、子どもたちの

澄んだ瞳、脇役にも魅力的な方々がズラリ。

 

世の中、結果だけを見て判断や処理をされてしまうけれど、それまでの過程に

想像を膨らますやさしさも忘れてはいけないな、と改めて思いました。

性善説を信じたいというか……。

 

そして子どもには教育が必要だということ。

可能性を奪ってはいけなくて、貧しいとか裕福とか関係なく、本当の

意味での家族が必要だということ。

子ども達のたくましさに期待したくてたまらない、そう思う作品でした。

 

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ことば塾 を運営する佐藤さんはおっしゃいました。

子どもの居場所が必要、と。

そしてこども食堂=貧しい家庭の子が行くところ、という

イメージでを覆したいということ。

その想いから、月一で子ども食堂も始められて、

次回は7月29日の日曜日だそうです。

  (※7月8月はお休みとのことでした。)

やさしさが集まった会に一度行かれてみてはいかがですか?

子どもだけ、親子さんや大人だけでもOKなのだとか。

 

すでに動いているお客様がいらっしゃって、賛同する気持ちはある

ものの、なにもできておらず……。

まずはこの記事を書くことかな、と思いまして。

 

  

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2018年6月22日 (金)

レディ・バード

雨の休日、迷う事なく映画館へ。

お客様からの高評価を聞いていた映画、

 レディ・バード

をミッドランドシネマ2にて観てまいりました。

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青春輝き痛みを知る、誰もが共感して心震わせる
これは、あなたの物語

(公式サイトより)

 

アメリカのサクラメントに暮らす女子高校生の青春物語で、

いわゆるJK向きな日本の青春映画とは違って、大人女子が

十分に楽しめる内容でした。(Hさん、なるほどです。)

主演のシアーシャ・ローナンがとにかく雰囲気のある魅力的な

女優さんで、他の作品も観てみたくなるほど。(ブルックリンとか)

きっと日本人受けする顔立ちでもあるんじゃないかな。

 

イヤ~やっぱり映画はいいですね。

たったの2時間ほどで、他の誰かの心の内や人生を垣間見れる

わけですから。(レディ・バードは94分)

 

まだまだ梅雨は続きます。

映画館が快適にやさしくむかえてくれますよ。

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色鮮やかな紫陽花をいただきました。

輪郭がわずかにピンク色でうっとり。。。

 

 

 

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2018年6月 7日 (木)

バーフバリ

やっとこさ、観ることができました。

うっかり見逃し落胆していたのですが、リバイバル上映を願う想いが

届き、めでたくバーフバリに会ってまいりました。

 

初めてのインド映画は今池のシネマテークで観た、

「ムトゥ踊るマハラジャ」。あれはもう20年くらい前になるでしょうか。

 

すごい客入りのため、最前列の座席の前に特設で置かれた座椅子

に身を沈めながら観たインド映画は、とにかくパンチが強く、度肝を

抜かれました

 

その後、今はなきヘラルドシネプラザで、オールナイトのインド映画

イベントがあり再びムトゥを鑑賞。

さらに数年後またテークで観てしまったくらいクセになる作品でした。

(テークじゃなかったかも?!)

 

今回はまさにあの時の興奮を彷彿とさせ、それを超える破壊力に

圧倒されっぱなしでした。

笑っちゃうくらいアクションが凄すぎてインド人の想像力にただただ

脱帽。

あっ、今恋に落ちた!とわかりやすい演出とかにもニンマリ。

 

愛と復讐のドラマなので、血流シーンもありますが、内容がリアルでは

ないので戦争ものが映画が苦手な人にも受け入れられるのではないか

と思います。

 

梅雨入りしジメジメすっきりしないなぁ、なんて時にはバーフバリで

スカッと爽快な気分になるのはいかがでしょうか。

大スクリーンでぜひ!

 

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2018年5月17日 (木)

港町

今池にグッとくる喫茶店がありまして、そこでモーニングして

シネマテークへ行く、というおだやかな休日。

明日18日まで上映中の映画 港町 を観てまいりました。

 

瀬戸内の港で暮らす人々の日常を切り取った「観察映画」。

モノクロの映像にたくさんの鮮やかさがありました。

 

出てくるほとんどがおじいちゃんとおばあちゃん。そして猫。

魚をさばきパック詰めする手は驚くほど手早く動き、腰の曲がった

おばあちゃんの脚はサクサクと健脚。そしておしゃべり好き。

 

なにげないけど見入ってしまう映像でした。。。

 

今月劇場で観た映画は他に・・・

● タクシー運転手

● スリービルボード

● 地獄の黙示録 (ミッドランドシネマ午前10時の映画祭

 

タクシー運転手 は韓国光州事件の事実。

スリービルボード は娘を殺された母の執念。

地獄の黙示録 はベトナム戦争下の狂気。

 

といった感じに、たまたま刺激強めなものばかりを観ていたので

久々心に平穏が

 

いや~今月は今のところハズレがなく、どれもこれも凄かった!

 

さて、次の予定は アイ、トーニャ

あの事件には驚いたものです。

どのような真実があったのかこの目で確かめなくては。

そしてスケートシーンにも興味が。

 

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2018年3月11日 (日)

しあわせの絵の具

ここ最近、お客様が赤ちゃんと一緒にご来店されることが

続き、友人の赤ちゃんに会いに行ったことも重なり

なんだかあたたかな雰囲気の映画を観たい気分に。

そこで観てきたのが、

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

 

モード・ルイスはカナダのフォークアート画家。

若年性リウマチを患い、手足が不自由だったルイスと

無骨なご主人エベレットとの愛の日々がやさしくユーモアも

織り交ぜて描かれていました。

モノクロにも感じられた小さな家と2人の関係が、ルイスの

あたたかな絵で彩られていく様子や、エベレットのさりげない

やさしさにグッときました。

エベレット役のイーサン・ホークがなんとも素敵で。。。

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終盤ではおさえきれず涙が。。。

 

涙は数秒でも流すと副交感神経が優位になりリラックスモードへ。

また免疫力を高めるリンパ球も活性化されウィルス感染を防ぐの

だとか。

ちなみにたまねぎを切ったときの涙ではこれに当てはまらず、

心を動かされ流す涙に限るということです。

素敵な映画に涙し、健やかな日々へ。 。。

 

 

 

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2018年2月28日 (水)

早春のハーブ

平昌オリンピックが終わり淋しさ漂う今日この頃。

スギ花粉の飛散へバトンタッチしたようですね。

今はめでたく克服した花粉症ですが、20代の頃にはひどい花粉症に

悩まされ、薬なしには仕事もままならぬ状態でした。

 

とはいえ、再発の可能性がないとも限らないので、この冬からは

予防のためにエキナセアというハーブを配合したお茶を愛飲中。

そしてここしばらくはお客様にも施術後に淹れさせていただいております。

 

エキナセアには抗アレルギー作用・抗炎症作用・殺菌作用があり、

他にブレンドされているロースヒップハイビスカスには炎症を起こし大量に

消費したビタミンC補給の働きがあります。

そしてリコリスルート(甘草根)には抗アレルギー・消炎作用・去痰作用が

あります。字のごとく甘みがあるのでとても飲みやすくありがたい。

 

ついでに言うならば、以前にご紹介したプロポリスも花粉症に有効です。

免疫力を高める力があるので、アレルギー症状を和らげたり、予防にも

なるわけです。抗炎症作用も強いので鼻やのどの炎症を抑えてくれます。

今ではすっかりプロポリス教に入信し、ゴリ押しの日々。。。

 

そうそう、店内では花粉症に有効な精油をブレンドして香らせております

が、もし苦手な場合はご遠慮なくお伝えくださいね。

当店は貸し切り状態ですので。

 

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少し前に観た 早春  

1970年に撮られた作品。

いわゆる”いい話”ではない。

小悪魔美女に美少年が死ぬほどの恋に落ちゃったお話。

映像の鮮烈さがまたいつか観たいと思える。

凄い映画があるものですね。

シネマテークさんの幅広さにも感謝。

 

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2018年2月22日 (木)

フィギュアスケート女子

昨日の休日。ありがたいことにフィギュア女子SPの日でした。

やはりLiveでの観戦はドキドキがたまりません。

宮原さんと坂本さんは自己ベストを出し満足の表情に安堵しました。

それにしても、ロシアの2人はさすがの演技で、こちらも自己ベストを

出しオリンピックって凄い場なんだなとつくづく感じました。

 

マリア・ソツコワやカロリーナ・コストナーは目立つミスもありましたが

フリーでは会心の演技を期待したいですね。

 

ところで、この連休中にジョージアの映画を観まして、顔立ちが

ロシアのメドベージェワを想わせるものがあり調べてみると、

メドベージェワのお父さんはアルメニア人だそうで、アルメニアと

ジョージアは隣国なのでなるほど、と。

ロシアには180以上の民族があるそうで混血の美男美女がわんさな

ワケですね。

 

で、そのジョージアの映画がもう素晴らしくって!!

舞台は1992年。ロシアからの独立後に起きた内戦のさなか

美しく、たくましく生きる2人の少女の物語。

 

ジョージアという国を何も知らず(栃ノ心の祖国ということくらい)、

今も残るという因習に驚きつつ、印象的なダンスシーンなど、とにかく

目の離せない102分でした。

脚本・監督は自らの体験を投影したとのことで、私と同世代の人物が

少女時代をこんな世界で生き抜いてきたのかと、ただただ…。

 

話をオリンピックに戻すと、様々な国で生きている人々が、ある1つの

競技を行い讃え合うことは素晴らしいことであって、そしてなんだか

不思議にも思えてくるのです。

 

とにもかくにも、明日のフリー・25日のエキシビションも楽しみでなりません。

エキシビションはなんと、あの町田樹氏が解説をするそうですよ♪

さすがテレ東。

 

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花咲くころ

名演小劇場にて。

岐阜のCINEXでも上映中です。

目を背けたくなる残虐なシーンはありませんのでご安心を。

 

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2018年2月11日 (日)

グレイテスト・ショーマン

平昌冬季オリンピックがいよいよ始まりました。

開会式、大量のドローンが五輪やスノーボーダーを形づくる

様子には驚かされましたし、韓国の伝統衣装も素敵でしたね。

 

2年後の東京オリンピックではどんな演出がなされるのか、

とても楽しみです。

できることなら開会式を生で観たいものですが、相当な倍率に

なるのでしょうね。どこかにコネでもないかしら。。。

 

ところで少し前、久々に映画の試写会へ。

観てきたのは、グレイテスト・ショーマン 

実在した興行師P.T.バーナムを描いたミュージカル映画で、

主演のヒュー・ジャックマンをはじめ、その他大勢のキャストが

素晴らしい歌とダンスを繰り広げ、圧倒されっぱなし。

人種や階級差別など、未だに存在する世界への問題提起が

ジェットコースターのように迫ってきます。

 

隠れるように生きてきた人々に堂々と生きる勇気、そして家族を

作ったバーナムは、19世紀という時代を考えるとやはり凄い人。

たまにはこれくらいパンチのあるキラキラしたものを観るのもいい

ものですね。

高揚感に満たされ、共に鑑賞した友人と映画館隣のサイゼリアで

熱く語り合ったのでした。。。

 

コレは劇場で観るべき映画です。間違いなく。2/16~ですよ!

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オリンピックで一番の楽しみはもちろんフィギュアスケート!

技術と芸術性を求められ、競技でありながらショーとしても

楽しませてくれる、希少で貴重な存在。

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2018年1月22日 (月)

映画備忘録

先ごろ、冬のキャンペーンを終えました。

今回は特に沢山のお客様にお越しいただき、感謝感動の日々でした。

何年かぶりにお目にかかれた方もいらっしゃって、嬉しさのあまり

しゃべり過ぎてしまい反省も少々。。。

そんなこんなで、改めて今年が始まった!という気持ちで気合いも十分。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さてさて今更ながらですが、昨年を振り返り、劇場で観た映画をここに

備忘録として記したいと思います。

 

この世界の片隅に(2回目)

・ユーリー・ノルシュテイン特集

  25日最初の日

  キツネとウサギ

  霧の中のハリネズミ

  ケルジェネツの戦い

  アオサギとツル

  話の話

・雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

・少女は自転車に乗って

・団地

・人生フルーツ

・レミニセンティア

・湯を沸かすほどの熱い愛

・エゴンシーレ「死と乙女」

・ラ・ラ・ランド

・たかが世界の終わり

・ブラインドマッサージ

・大人の事情

・bande a part(はなればなれに)

・世界でいちばん美しい村

・マザーテレサ

・ミツバチのささやき

・わたしはダニエル・ブレイク

・ビニー

・きみはひとりじゃない 

・静かなる情熱 エミリ・ディキンソン

・5時から7時までのクレア

・草原に黄色い花をみつける

・パターソン

・夜間もやってる保育園

・婚約者の友人

・南瓜とマヨネーズ

・74歳のペリカンはパンを売る

・リュミエール

・動くな・死ね・甦れ

・オリエント急行殺人事件

 

限られた時間でどの作品を観るか。

日々むずかしい選択に頭を悩ませています。

この内容の映画は今は観れないな、ということもあったり、

その時々でそこそこ幅広めなジャンルを。

 

何ってことのない作品でも、ちょっとした一言の台詞が心に響いたり、

音楽や映像・衣装にグッと来たり、なにかしらの良さがあるので、

あぁ、こりゃ失敗したな、ということはあまりないんですよね。

 

 

ところで、映画好きはもちろん、そうでもない方にもオススメなのが、

お客様が教えてくださった 「午前十時の映画祭」

これはミッドランドスクエアシネマにて、週代わりで

”永遠の名作”をリバイバル上映している素敵な企画。

大画面で観た「アニーホール」はやはり素敵でした。

デジタルリマスター版なので観やすいのなんの。

 

この企画は一律1100円というのもありがたく、これから

ミッドランドシネマへ行くことが増えるかも!?と思い

会員登録を。

 

 

2017年はamazonプライム会員へなったことで68本の映画を

パソコンで鑑賞しました。

 

ウッディ・アレンやジムジャームッシュの監督ものや文化大革命の

時代が舞台の中国映画なんかを多めに。

あまり学業に勤しんだ記憶のない私ですが、映画は楽しんで学べる

大事な存在。

今年はうまく時間をみつけて劇場へ足繁く通いたいと思います。

 

記念すべき今年の一本目は、

 希望のかなた

シネマテークさんにて。1月26日まで。

 

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2017年10月 8日 (日)

日の名残り

祝・ノーベル文学賞受賞!!

自身の好きな作家さんが受賞するというのは初めての経験

カズオ・イシグロさんの代表作である、

「日の名残り」と「わたしを離さないで」の二作品は私も好きな作品

なのでなんだか嬉しい!

 

特に「日の名残り」は執事という存在に興味を持つきっかけに

なった作品で、のちに出逢う英国ドラマ「ダウントン・アビー」

に通ずるものがあります。

私の中でここ数年でこのドラマを越えるものはなく、ファイナルシーズンを

観終えた時の喪失感たるや……。

 

 

理屈抜きに好きな世界観に、もしや前世で執事を?なんて思いもしましたが

少し前にみてもらった前世占いでは一切出てこず。

 

 

それはさておき、「日の名残り」の映画もいいよ!と聞いたので

早速amazonビデオで探してみました。

昔のレンタルビデオであったら話題作はなかなか借りられなかった

ところですが、昨今のレンタル事情はホントにあがたいです。

観たいときに今すぐ観れちゃう。amazon様様。

池下のTUTAYAも閉店したようですし、ネット配信の時代なのですね。

 

 

さて、その映画ですが噂にたがわず素晴らしかった~!

アンソニー・ホプキンスの強面が実直な執事役にガチッとはまり

原作のイメージそのままでした。

 

事故で車椅子生活になる前のクリストファー・リーヴも出演していて

なんだか不思議な感じ。

スーパーマンのイメージか車椅子の姿しかあまり印象がなく、

こうやって他にもいい作品に出演されていたのですね。

 

主人公はカーソンさんでそのお相手はヒューズさん。

厨房のシーンではパットモアさんやデイジーが料理をしていそうで、

ここはダウントン?と錯覚してしまいます。(観てない方ごめんなさい)

 

英国の執事やメイドの世界を描いた作品が他にもあれば知りたいです。

オススメがあればぜひご一報願います!

 

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